目が見えない・見えにくい人のためのICTセミナー(令和4年度 第2回)及び 「信GO!」アプリ体験会のご報告

 令和4年5月22日 日曜日に香川県社会福祉総合センター6階 第1研修室においてICTセミナー、高松市中央図書館前の交差点付近において、香川県視覚障害者福祉センターの岡館長様、中口様をお迎えし、高度化PICS(「信GO!」アプリ)体験会を開催いたしました。参加者はICTセミナーが11名、体験会が10名でした。


 ICTセミナーでは、「電話のかけ方」ということで、前回(基本操作)の復習、Siriを使った電話のかけ方、電話アプリからの電話のかけ方、電話の受け方・切り方、不在着信の確認・折り返しの仕方について練習しました。

 Siriを使った方法は皆さん簡単にされていましたが、電話アプリからのかけ方では、手順も多いので、多少苦労されていた感がありました。基本的にはSiriで掛けられれば問題ないかと思いますが、たまにかけられない相手がいたりするかもしれないので、電話アプリからのかけ方も練習していただきたいと思います。


 高度化PICS(「信GO!」アプリ)体験会では、実際にアプリを起動させた状態で対応している信号に近づくと、「〇〇交差点です。」といった場所の情報、「東西方向の歩行者用信号が青です。」、「もう少しで赤に変わります。」といった情報をリアルタイムでお知らせしてくれました。

 また、画面の真ん中を長押しすると、青信号の時間を延長出来る箇所もあるそうです。(延長出来ない信号・方向もあるみたいです)


 参加者の皆さんからは、「アプリを立ち上げていなくても、対応している信号に近づくと自動で立ち上がってお知らせして欲しい。」、「方角が分からないので、進行方向から説方向を説明するなど工夫して欲しい。」、「地図アプリと連動するともっと使いやすくなるのではないか?」、「生活圏にないので、本当に便利なのか判断がつかない。」などの意見が出ていました。

 まだまだ改良の余地や普及の課題はあるのかな?とは感じましたが、課題を少しずつクリアしていくと、とても有益な技術になるのではないかな?と感じました。

 香川県内には、体験を行った2か所しか対応している信号はありませんが、この様な技術、アプリがあるという情報を知っているだけでも、自治体に設置を要望することが出来るかもしれませんので、貴重な体験会となりました。


 香川県視覚障害者福祉センターの岡館長様、中口様、当日は暑い中でしたが、ご説明等いただきまして、ありがとうございました。


ここまで



香川県網膜色素変性症協会

香川県網膜色素変性症協会(略称JRPS香川)の公式ホームページです。 中途失明の原因となることが多い網膜色素変性症およびその類似疾患の、啓発活動と自立を促進する活動を行っています。正会員は、この目的に賛同して入会した網膜色素変性症等の患者及びその家族(個人に限る)、医療従事者及び支援者 です。 当会の本部は公益社団法人 日本網膜色素変性症協会です。

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