目が見えない・見えにくい人のためのICTセミナー(令和4年度 第3回)のご報告

 令和4年6月12日 日曜日に香川県社会福祉総合センター6階 第1研修室において、目が見えない・見えにくい人のためのICTセミナー(令和4年度 第3回)を開催いたしました。参加者はヘルパー・サポーターを含めて14名でした。

 最初の声出しで、通話中に電話がかかってきた際(メッセージで電話番号だけお知らせがある)の折り返しの仕方や、メモで作成した文章をワードに貼り付ける方法などの質問があり、声出しだけで30分以上かかってしまいました。

 今回の本題は、最初の難関でもある文字入力について練習しました。文字入力はメールを送信(Siriで送る方法もありますが)したり、インターネットの検索をしたりする際に必要な操作となります。

 文字入力にも、

①Bluetoothキーボードによる入力

②音声入力

③手打ち入力

といった方法があり、それぞれに長所と短所があります。なので、できるだけ複数の入力方法をマスターしておきたいところです。


 今回は主に音声入力と手打ち入力のスプリットタップ入力とダブルタップ入力について説明をしました。音声入力は比較的簡単に入力が出来るため、有効であると思っていましたが、認識ミスや変換ミス、間違っていた場合に修正が面倒といった弱点もありました。

 そこで、手打ち入力なのですが、スプリットタップ入力にしてもダブルタップ入力にしても慣れない操作になるので、皆さん苦戦されていました。


 文字入力については、使用者の必要に応じて、Siriでの利用だけで良い方、音声入力だけで良い方、手打ち入力まで覚える方が分かれて来ると思います。無理に全てを覚える必要はありません。

 次回も文字入力の時間を取っていますので、分からないことがありましたら、質問をしていただければと思います。


 次回は7月24日の日曜日に開催いたします。テーマに囚われず、1から勉強したい方も大歓迎ですので、皆さんご参加ください。



ここまで

香川県網膜色素変性症協会

香川県網膜色素変性症協会(略称JRPS香川)の公式ホームページです。 中途失明の原因となることが多い網膜色素変性症およびその類似疾患の、啓発活動と自立を促進する活動を行っています。正会員は、この目的に賛同して入会した網膜色素変性症等の患者及びその家族(個人に限る)、医療従事者及び支援者 です。 当会の本部は公益社団法人 日本網膜色素変性症協会です。

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