レッスン2:電源の入り切りと基本操作

最終更新日:令和元年6月17日

 今回から実際に実際に電源を入れて、アイフォンを使ってみましょう。ここからは「ボイスオーバー」を使用していることを前提に説明します。

 ボイスオーバーをオンにするときは、ホームボタン(おへその様なボタン)を2秒程度押し続けた後、「ボイスオーバー オン」と話しかけてください。成功すると、「ボイスオーバーをオンにしました。」と喋ります。


 <電源の入れ方>

 本体右側面の電源ボタンを5秒程度押すと、画面が明るくなり、リンゴのマークが出ます。それからしばらくすると、設定により、直接ホーム画面に進んだり、パスコードの入力に進んだり、指紋認証の画面に進んだりします。

 それらの認証を通過すると、しばらくして立ち上がり、ホーム画面の一番左上にあるアプリの名前を読み上げれば成功です。参考あり。

(参考1)パスコードの入力について

 パスコードは購入してすぐの設定で入力した6ケタの数字を入力します。

 数字の入力は、画面に横に3列、縦に4段の数字が並んでおり、1段目左から1、2、3。2段目左から4、5、6。3段目左から7、8、9。4段目は真ん中に0だけあります。

 指で画面を触ったまま動かすと、数字の書かれている場所になると触っている数字を読み上げてくれます。

 音声を頼りに入力したい数字まで指を動かし、1本指で2回「トントン」と軽く叩きます。すると、入力した数字を読み上げてくれます。

(数字を読まなかったり、違う数字を読んだりすると、入力できていません。また「トントン」のリズムが遅すぎると2回押したと判断されませんので注意。)

(参考2)指紋認証のやり方

 指紋認証の場合は、ホームボタン(おへその様なボタン)に登録した指を乗せ、5秒程度待つと認証されます。参考終わり。


<スリープモードからの立ち上げ>

 スリープモードとは、何も操作しない状態が設定している時間続くと、節電等のために、自動的に画面が消えることを言います。

 このスリープモードから立ち上げる場合には、ホームボタン(おへその様なボタン)を1回押します。すると、現在の時間を読み上げます。そこでもう一度ホームボタンを押すと、設定により、直接ホーム画面に進んだり、パスコードや指紋認証の画面に進んだりします。

 電源を入れる場合と同じように入力し、立ち上げます。ホーム画面の一番左上にあるアプリを読み上げれば成功です。


<ボイスオーバーの基本操作>

 ここでは、4つの基本操作を説明します。

①タップ(タッチ):1本指(右手人差し指など)で画面上を「トン」と軽く叩きます。


②右にフリック:1本指で、画面上のゴミを右に払うように動かします。この操作によって、項目を1つずつ進めることができます。


③左にフリック:1本指で、画面上のゴミを左に払うように動かします。この操作によって、項目を1つずつ戻すことができます。


④ダブルタップ:1本指で2回「トントン」とリズム良く軽く叩きます。この操作によって、カーソルのある項目を選択します。

 「トントン」のリズムが遅かったり、指が画面上でスライド(移動)してしまうと、「タッチ」や「フリック」と認識され、選択できません。


 他にもいろいろな操作がありますが、最初はこの3つを練習してください。「右フリック」、「左フリック」で項目を設定し、「ダブルタップ」で選択します。

 これらの操作を練習をするに当たっては、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「Voice Over」→「Voice Overの操作練習」と進めるとアプリがありますので、これを利用すると良いと思います。

 最初に練習をする時には、見えている方にアプリを出していただいた方が良いと思います。

 フリックで指が長い間触れていたり、ダブルタップのリズムが遅かったりすると、「タップ」と読み上げますので、何度も練習して、連続で成功するようにしてください。


 以上、レッスン2はここまでとします。ここでは基本操作のマスターを目指してください。


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ここまで

 平成30年10月9日 作成

 令和元年6月17日 修正


香川県網膜色素変性症協会

香川県網膜色素変性症協会(略称JRPS香川)の公式ホームページです。 中途失明の原因となることが多い網膜色素変性症およびその類似疾患の、啓発活動と自立を促進する活動を行っています。正会員は、この目的に賛同して入会した網膜色素変性症等の患者及びその家族(個人に限る)、医療従事者及び支援者 です。 当会の本部は公益社団法人 日本網膜色素変性症協会です。

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