【行事報告】世界網膜の日視聴会

 JRPS香川では、令和7年9月20日 13時から16時30分に、かがわ総合リハビリテーション福祉センターで、東京都千代田区スクワール麹町で開催された 「世界網膜の日 2025」 イベントのライブ視聴会を開催しました。


 日頃ガイドヘルパーとして視覚に障害のある方の外出支援をしているため、最新の研究や技術を知ることで、今後の支援や声かけに役立てたいと思い、利用者さんと一緒に参加しました。

 会場では当事者の方々や支援者13名が集まり、静粛なムードに少し緊張しながら利用者さんと肩を並べて講演を聞きました。


 JRPS高橋理事長・日本眼科医会 白根会長・JRPS学術会員 近藤教授の挨拶後、研究助成授与式と研究発表がありました。

 ✨JRPS大賞 後藤先生

  (遺伝子の変化を調べる研究で、個別化医療の実現に大きな一歩)

 ✨ライオンズ賞 小野先生

  (リン脂質という分子に注目し、網膜色素変性の仕組み解明とコリンによる点眼薬の研究を進めている)

🎤 研究者の熱意ある発表を聞き、利用者さんと「難しいけれど希望を感じるね」と話しました。


続いて第1記念講演では、日本科学未来館副館長 高木啓伸(たかぎ ひろのぶ)氏

 「AIスーツケースが拓く、街歩き新時代」

🎤 白杖や人のガイドに加えて、AIを活用した移動支援機器の可能性について学びました。。利用者さんも「これなら一人でも街歩きがもっと楽しめそう」と関心を示され、私自身も支援の幅が広がる未来を感じました。


第2記念講演 慶應義塾大学医学部眼科学教室准教授 栗原俊英(くりはら としひで)先生

 「光遺伝学を用いた視覚再生技術の確立を目指して」

🎤 視覚再生医療の最前線の話や人への安全性を確認する治験が始まっている話に、会場全体が静かに耳を傾けていました。利用者さんが「もし、みえるようになる時代が来たら、もう一度自動車の運転をしてみたい」と話され、私も胸が熱くなりました。


【勉強になった事】

🎤 今回の大会は、利用者さんと一緒に希望や驚きを分かち合いながら学ぶことができ、大変有意義でした。最先端の研究や技術は難しい部分も多かったが、「未来に向けて確実に前に進んでいる」と実感できました。


【今後への活用】

🎤 大会で得た情報を他のガイド仲間にも伝え、利用者さんとの会話や支援に役立てたい。

🎤 新しい技術や機器の体験にも積極的に参加し、支援の引き出しを増やしていきたい。

※ 最後に研究者からの呼びかけ紹介です。

『新しい技術をどんどん試してください』

『実証実験に参加してください』

『若いエンジニアを励ましてください』


投稿者:ガイドヘルパー みーさん


※東京の会場で参加した会員からの開始前の現地写真あり。


ここまで

香川県網膜色素変性症協会

香川県網膜色素変性症協会(略称JRPS香川)の公式ホームページです。 中途失明の原因となることが多い網膜色素変性症およびその類似疾患の、啓発活動と自立を促進する活動を行っています。正会員は、この目的に賛同して入会した網膜色素変性症等の患者及びその家族(個人に限る)、医療従事者及び支援者 です。 当会の本部は公益社団法人 日本網膜色素変性症協会です。

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