第2回 なんがでっきょんな?みんなで集まらん会?~世代を超えた交流の場~のご報告

 平成31年3月10日(日)に香川県社会福祉総合センター6階 第1研修室におきまして、第2回 なんがでっきょんな?みんなで集まらん会?~世代を超えた交流の場~を開催いたしました。参加者は19名でした。

 今回は、当会のICT担当であります山下陽輔氏に講師をお願いし、ICT機器を使ったビジネススキル(スケジュール管理)についてお話、実演いただきました。

 先生のスケジュール管理のやり方について、「ストレスフリーの仕事術」という本を参考にされたそうです。この方法は視覚障害のある・なしに関わらず使える方法です。

 手順としては、

手順①:「〇〇をしないと」と思った地点でメモを取り、1か所にまとめる。

 メモの取り方については、メモを書く、スマホアプリを使うなど、個人に合った方法で良いとの事でした。先生は「キャプシオ」というアプリを使用されているそうです。このアプリでは、アイフォンでメモを取り、送信すると、あらかじめ設定したメールアドレスに送ることができるそうです。

 1か所にまとめるについては、書いたものを箱に入れる。スマホアプリに残す、メールボックスに残すなど、いろいろな方法があります。


手順②:定期(毎日、毎週など)に2つに分類する。

分類1:「~がある」という予定については、「カレンダー」に登録する。例えば、「3月10日に交流会がある」といったものです。

 カレンダーについては、手帳、壁掛けカレンダー、点字カレンダー、スマホのカレンダーアプリなど、それぞれ使いやすいもので良いそうです。ちなみに、先生が使われているのは、「googleカレンダー」だそうです。


分類2:「~をする」というやる事については、「やることリスト」に。例えば、「上記の交流会で講演する」といったものです。

 「やることリスト」を作成する際には、見直し、計画を立てるそうです。講演をすることを例に話していただきました。

①何を話すのか?②話の順番や内容はどうするか?③下書きをする。④講演の練習をする。⑤例を準備する。といった具合です。

 計画を立てる際には、1日でやってしまおうとせず、数日に分けて無理のないスケジュールを立てることがポイントです。

 上記の2つの分類に加えて、本来は、アイデアはアイデアリストに分けるという分類があるそうです。

 これらの説明のあと、実際にやることリストに登録している内容について説明いただきました。先生がやることリストの管理に利用しているのは、「マイエディット」というソフトです。

 後半はフリートークで、講演の内容についての質問や、日頃困っていることについて意見を交換しました。

 中で、本の自炊についての質問がありました。最近は電子書籍も充実してきましたが、まだまだ対応していない本はたくさんあります。そういった本を購入して、裁断し、スキャナーで取り込み、OCRをいうソフトを使用して、テキストファイルに編集して、クラウド上に保存することによって、アイパッドで聞くことによって、読書をされているそうです。

 他にもいくつか質問がありましたが、省略いたします。興味のある方は、次回以降にご参加くさだい。

次回の世代を超えた交流会は、7月7日(日)を予定しています。詳細が決まりましたら、「今後の行事予定」内にてお知らせいたします。

香川県網膜色素変性症協会

香川県網膜色素変性症協会(略称JRPS香川)の公式ホームページです。 中途失明の原因となることが多い網膜色素変性症およびその類似疾患の、啓発活動と自立を促進する活動を行っています。正会員は、この目的に賛同して入会した網膜色素変性症等の患者及びその家族(個人に限る)、医療従事者及び支援者 です。 当会の本部は公益社団法人 日本網膜色素変性症協会です。

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