目が見えない・見えにくい人のためのICTセミナー(令和3年度 第1回)のご報告

 令和3年4月11日(日)に、香川県社会福祉総合センター6階 第2研修室について、目が見えない・見えにくい人のためのICTセミナー(令和3年度 第1回)を開催いたしました。参加者は、サポーターと参加者を合わせて9名でした。

 令和3年度最初の行事となりました。昨年度のICTセミナーは新型コロナウイルスの影響もあり、9月より開始したこと。メインサポーターが急遽変更になってしまったことなどの要因があり、毎回1つのアプリをテーマにして開催してきましたが、参加者の多くが基本技術の習得を希望されていることから、今年度は基礎講座に力を入れて行こうと思っています。

 最初に参加者の声出しで、「日頃困っていること」や「こんなアプリはないですか?」といったお題をいただき、そのお題についてお話をし、その後に基礎講座を行うという流れで行いました。

 最初の声出しでは、「ボイスオーバーで練習をしていたら、画面が真っ暗になった。」、「ボイスオーバーでの電話の受け方、切り方が分からない。」、「文字打ちの時の文字が見えにくい」といったお話がありました。

 「ボイスオーバーを使っている途中で、画面が真っ暗になってしまった」場合の対処法として、3本指でトリプルタップ(トントントンと3回タップ)してみてください。「スクリーンカーテンオフ」と喋って、画面が見えるようになると思います。

 「ボイスオーバーでの電話の受け方と切り方」は、2本指でダブルタップ(トントンと2回タップ)です。この操作は、次回の基礎講座で練習します。


 声出し時の質問にお答えさせていただいた後は、基礎講座を行いました。今回のテーマは「ボイスオーバーの基本操作」ということで、アイフォンの裏表やボタンなどの配置、ボイスオーバーでの基本操作を練習しました。タップ、スワイプ(フリック)、ダブルタップの練習をボイスオーバーの基本操作を使って練習しました。これからボイスオーバーを使ってアイフォンを操作する上で基本となる操作なので、マスターしていただきたいと思います。


 次回の基礎講座は「電話のかけ方」を勉強します。携帯電話としてアイフォンを持つ上で、電話は必須となります。Siriを使った電話のかけ方や、手動で相手を選んでかける方法を勉強しますので、皆さんぜひ、ご参加ください。


ここまで

香川県網膜色素変性症協会

香川県網膜色素変性症協会(略称JRPS香川)の公式ホームページです。 中途失明の原因となることが多い網膜色素変性症およびその類似疾患の、啓発活動と自立を促進する活動を行っています。正会員は、この目的に賛同して入会した網膜色素変性症等の患者及びその家族(個人に限る)、医療従事者及び支援者 です。 当会の本部は公益社団法人 日本網膜色素変性症協会です。

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