~宇多津北小学校 福祉体験学習会

視覚障がい者について啓蒙啓発を図るために、、宇多津北小学校福祉体験学習会に

参加しました。

・ 視覚障がい者擬似体験

 ① 説明指導

    

 ②「白い杖」の紙芝居

 

 ③ 視覚障がい者擬似歩行体験と誘導体験

<視覚障がい者擬似歩行体験と誘導体験>

・A、Bで、誘導の仕方を説明しながらデモ歩行をする。

 白杖を使いながら歩き、其々の手前で、マットの段差(上がる、下がる)を教えてあげる。障害物(ハードル)があることを教えてあげる。階段の昇り降りを教えてあげる。

 ハッキリと分かりやすく説明をして、ゆっくりと安全に安心して歩けるように誘導することが大切であると説明をする。

・生徒たちが先生やボランティアの補助のもとに、次々と体験を行いました。

 体験は二人一組になり、一人が白杖を持ちアイマスクをして、もう一人が誘導をする。途中で交代して、生徒全員が両方の体験を行いました。

・待っている間にロービジョン体験できるキッドで、見えにくい体験をしてもらいました。

 ④ 質疑応答

Q:視覚障がい者の事故は一年間に何件ぐらいあるのですか。

A:数え切れないほどたくさんあります。

Q:街の中で困ったことはどんな処ですか。

A:ちょっとした段差、階段です。自転車でいきなりベルをならされるのは怖いです、声をかけて欲しいです。

 車がすぐそばを通り過ぎることはとても怖いです。音声のでる信号機が少ないことです。

Q:一番見えにくいものは何ですか。

A:コントラストが強すぎるもの、逆に弱すぎるものです。

Q:昼と夜では見え方が違うのですか。

A:昼の方が明るくて見やすい、夜は怖いです。

Q:白杖の長さはどれくらいですか。

A:胸元の高さです。身体の前方の路面を探りながら、路面の段差や自分の周りの状況を知ることが出来ます。

  白杖は全盲の方だけでなく、見えにくい方も持っています。

Q:どんな声かけが嬉しいですか。

A:白杖の人を見かけたら、「何かお困りのことはありませんか。」「お手伝いしましょうか。」「危ないですよ。」と声かけをして欲しい。

 大変だなあと思うだけでなく、思いやりをもって声をかけてくれると嬉しい。

Q:食事を作るのは大変ではないですか。   

A:障がいを理由にして何もしないのではなく、工夫をすれば自分で出来ることはあるので大丈夫です。

Q:車いすの方がお風呂に入るのはどうするのですか。

A:一人で入れる人もいますが、介助が必要な人には手伝ってあげる。

 

・逆に生徒たちに質問をしました。

 アイマスク体験をしてどうでしたか。・・・みんな怖かったと答えていました。

  

・最後に生徒たちにお願いをしました。

 視覚障がい者、車いすの方、お年寄りなど街で困っている人を見かけたら

 「何かお手伝いしましょうか。」「困っていることはありませんか。」と声をかけて、

 周辺に危ないところがないか見守って欲しいです。

 視覚障がい者は特に音声が大切です。前方から声をかけてくれるとありがたいです。

<ホームページを見てくださった方へ>

・視覚障がい疑似体験の要望があれば、JRPS香川にご連絡ください。

・視覚障がい者とは、全盲の方だけでなく、見えにくい方もいることをぜひ知ってほしいです。


 最後になりましたが、下記の団体様には当イベントにおきまして大変お世話になりました。(順不同)

 ・宇多津町身体障がい者協会 様

 ・宇多津町ボランティア連絡協議会 様

 ・宇多津町民生委員・児童委員 様

 ・学校支援ボランティア 様

 ・社会福祉協議会 様

 ・ボランティアモコモコ 様

香川県網膜色素変性症協会

香川県網膜色素変性症協会(略称JRPS香川)の公式ホームページです。 中途失明の原因となることが多い網膜色素変性症およびその類似疾患の、啓発活動と自立を促進する活動を行っています。正会員は、この目的に賛同して入会した網膜色素変性症等の患者及びその家族(個人に限る)、医療従事者及び支援者 です。 当会の本部は公益社団法人 日本網膜色素変性症協会です。

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