~JRPS香川 QOL交流会のご報告~

 平成30年8月5日(日)に香川県社会福祉総合センターにおいて、目の見えない方、見えにくい方のための福祉フェスタ2018(香川県視覚障害者福祉センター主催)に参加し、午後からJRPS香川 QOL交流会を開催いたしました。

 福祉フェスタでは、福祉用具の展示や、相談会、講演会などが行われておりました。講演会では、香川県立盲学校の岡校長先生様から心についてのご講演がありました。「心は人によって操作されるものではなく、自分でも思い通りにならないものである。」、「心を抱えながら生きていくためには、①はなす、②待つ、③しのぐ」の3つが必要である事などのお話をいただきました。

 午後からのQOL交流会には11名が参加いたしました。主な話題は①7月14日に開催いたしましたICT教室や若者と家族の集いにおいて、防災の話題が上がっていた事より「防災について」、②香川県高松市にある株式会社レイズ・ザ・フラッグ様による「QOL向上に役立つグッズの紹介と開発中の機器についての説明」の2つでした。

 防災については、先日の豪雨災害の被害状況について、各県の会長様からの報告を発表したり、熊本地震や大阪北部地震の被災者からの体験談の紹介をして、意見を出し合いました。その中で、「近所の方との交流を大事にして、いざという時には一緒に避難をお願いする」、「個人の避難計画をあらかじめ作成しておく」といった意見が出てきました。今後も年に1回は防災について考える機会を作り、防災意識を持続できるようにしていきたいと思います。

 後半は株式会社レイズ・ザ・フラッグ様のお話しをいただきました。まず、近々発売されるグッズの説明がありました。①液量センサー、②タイマー、③色の判別の3つの機能がついているグッズです。飲み物を注いだり、カップ麺を作る際などに、クリップの先についているセンサーを必要な高さにセットすると、その高さまで液体が入った時にアラームで知らせてくれます。さらに、その時間からタイマーが作動して、経過時間を知らせてくれます。色の判別については、16色にて判別をするそうで、LEDライトを使用しているため、周りの明るさに関係なく色を判別できるそうです。

 この度、株式会社レイズ・ザ・フラッグ様には、当会の行事へご参加いただき、ありがとうございました。地元の企業でもありますので、今後も連携を取らせていただき、商品へのご意見を交換させていただいたりして、当事者に寄り添った、より良い商品の開発をお願いしたいと思います。


ここまで

香川県網膜色素変性症協会

香川県網膜色素変性症協会(略称JRPS香川)の公式ホームページです。 中途失明の原因となることが多い網膜色素変性症およびその類似疾患の、啓発活動と自立を促進する活動を行っています。正会員は、この目的に賛同して入会した網膜色素変性症等の患者及びその家族(個人に限る)、医療従事者及び支援者 です。 当会の本部は公益社団法人 日本網膜色素変性症協会です。

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