第1回 なんがでっきょんな? みんなで集まらん会?~世代を超えた交流の場~のご報告
平成31年1月20日(日)に香川県社会福祉総合センター 6階 第1研修室において、香川県視覚障害者福祉センターの岡館長様をお迎えして、第1回 なんがでっきょんな? みんなで集まらん会?~世代を超えた交流の場~を開催いたしました。
昨年は「若者と家族の集い」として開催しましたが、「若者だけしか参加できないのですか?」といった声を多くいただきましたので、どなたでも参加いただけるように今年から名前を変更いたしました。
前回は、かがわリハビリテーション病院 眼科の星川医師から、いろいろな患者さんと接している経験からご意見、アドバイスをいただきましたので、今回は違った分野からアドバイスをいただければという趣旨から、臨床心理士であります香川県視覚障害者福祉センターの岡館長様にお願いいたしました。
参加者の中からは「仕事を始めて、見えない部分を同僚に助けてもらったり、怒られたりするが、自分の心をどう持てばよいのか?」、「男の人は女の人より心理的に弱い傾向があるように思うが、どうしてなのか?」といった質問がありました。
「仕事の上で助けてもらったり、怒られたりした際に自分の心をどう持てばよいのか?」について、参加者から、頼るときには甘えて、自分が助けてあげられる時には助けてあげる。自分よりももっと辛い人もいるという意識を持っている。といった意見がありました。岡館長様からは「イメージ療法」についてお話をいただきました。言われたくないことや弱いところなど気がかりなことを全て挙げていき、壺の中に入れるイメージで距離を取り、優先順位をつけて取り出す方法があるそうです。また、自分からSOSを出す能力も必要であるというお話もいただきました。自分から発信しないと、助ける側も何に困っているのかが分からない。という事でした。
「男の人は女の人より心理的に弱い傾向になるように思うのはどうしてか?」について、以前は男性が働く、女性が家を守るという傾向があったため、夫は家の中のことが何も分からず、奥さんが先に亡くなってしまうと、夫は通帳のありかが分からない、各種の手続きの仕方が分からないなど、出来ないことを不安に感じてしまい、後を追うように亡くなるという事があるそうです。このことを「デイリーハッスル」というそうです。よって、頼れる人がいる間に出来るようになっておくことが大事だそうです。
普段、あまり聞くことの出来ない心理面からのアドバイスをいただき、皆さん真剣に聞かれていました。今回は時間が押してしまったので、また同じような機会を作りたいと思います。
次回の世代を超えた交流会は3月10日(日)に開催する予定です。当会ICT担当の山下より、仕事に役立つパソコン等のビジネススキルや、日常生活に役立つ便利グッズの紹介をしていただく予定です。皆さんが日頃困っていることを相談いただける時間もあります。その悩みはこれらのグッズを使うことで解決するかもしれません。皆さんの参加をお待ちしております。
ここまで
0コメント