目が見えない・見えにくい人のためのICT勉強会(平成31年2月)のご報告

 平成31年2月23日(土)にサンポートホール 52会議室におきまして、眼が見えない・見えにくい人のためのICT勉強会を開催いたしました。参加者は11名でした。

 今回は「交通安全につながるアイテム」をテーマに、シグナルエイドとハイブリッドカーの感知についてお話がありました。また、参加者より、銀行の通帳アプリについての発言があり、銀行の利用についてのお話がありました。

 ①シグナルエイドについてでは、先生が実際に使用してみた感想についてお話がありました。押しボタン信号には、黄色のボックス(古い)のものと、白いボックス(新しい)のものがありますが、シグナルエイドが使用できるのは「白いボックス」の押しボタン信号のみだそうです。ただし、白いボッスクのものでも、正面から発信しないと反応しないそうです。

 また、シグナルエイドを使用して情報を聞ける施設は、香川県内ではほとんどないため、現在購入しても、あまり活用は出来そうにないとのお話でした。

 現在、スマホのアプリで信号の色を読み取るものを開発中との事なので、そちらの方が使いやすいのではないか?との事でした。

 ②ハイブリッドカーの感知についてでは、現状では有効な装置やアプリ等はないようですが、大学でハイブリッドのモーター音を感知するアプリを開発中との事だそうなので、期待しましょう。

 ③銀行の通帳アプリについては、聞いたばかりで使用したことがないため、当日にお話はありませんでしたが、後日の連絡では、ボイスオーバーでは読み上げてくれるが、暗証番号等を問われた際に、キーパッドに触れても読み上げがないそうで、この部分は見える方に操作いただく必要があるようです。

 香川県内の主要銀行(百十四銀行、香川銀行、ゆうちょ銀行)のアプリはあるそうですが、高松信用金庫のアプリはないようです。また、百十四銀行と香川銀行についてはボイスオーバーで操作出来そうとの事ですが、ゆうちょ銀行はボイスオーバーに対応していない様です。

 次回のICT勉強会は3月2日(土)となります。「Aiスピーカーやスティック型パソコンの展示・体験」を行います。2週連続の開催となりますが、興味のある方は是非参加してみてください。

香川県網膜色素変性症協会

香川県網膜色素変性症協会(略称JRPS香川)の公式ホームページです。 中途失明の原因となることが多い網膜色素変性症およびその類似疾患の、啓発活動と自立を促進する活動を行っています。正会員は、この目的に賛同して入会した網膜色素変性症等の患者及びその家族(個人に限る)、医療従事者及び支援者 です。 当会の本部は公益社団法人 日本網膜色素変性症協会です。

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