同行援護従事者研修会のご報告
2021年6月12日(土)、13日(日)にサンポートホール高松 51会議室等において、当会の支援会員が運営している事業所と共催にて、同行援護従事者研修会を開催いたしました。受講者は8名でした。
同行援護とは、視覚障害者の外出支援・代読・代筆を行う福祉制度であり、皆さんに活用いただく事で、買い物に行けたり、当会の行事にも参加しやすくなったりとQOLの向上が図れるのではないかと考えて計画いたしました。当会独自に同行援護従事者を養成し、支援者や会員の拡大を目指して行きたいと思います。
同行援護従事者研修では、決められたカリキュラムを修了する必要があり、カリキュラムには、視覚障害者の心理や障害の理解、福祉制度などの内容、同行援護従事者の役割などの科目のほか、実際に街に繰り出しての誘導の実習もあります。
座学では、講師の先生が一方的に喋るのではなく、実例を挙げて、それらが障害者差別に当たるのか?などの課題について、グループディスカッションをしたり、利用者への言葉による説明が困難な場面について、良い例と悪い例を寸劇で演じてみたり、オンラインを活用して、離れた場所にいる方からのご講演や、当事者によるパネルディスカッションを行ったりと、楽しく、受講者を飽きさせない、印象に残りやすい研修でした。
実習では2人1組となって、1人が目をつぶって利用者体験、もう1人が介助者役となり、平たんな場所での基本姿勢の練習から始まり、階段やエスカレーターの上り下り、街に繰り出しての課題(昼食のお店選び、洋服の購入体験)などを行いました。
「研修」と聞くと、「堅苦しい」とか、「眠たくなる」といったイメージがあるかと思いますが、講師の先生のトークと進行に引き込まれていって、忘れにくい内容だと思います!
研修の最後には、受講者へ修了証が手渡され、無事に全員、同行援護従事者となられました!終了された皆様、おめでとうございます!!
これからは、当事者の方のQOLの向上のため。また、お時間のある時にはJRPS香川の活動にもご協力いただけると幸いです。
皆様の今後のご活躍をお祈りいたします!
今後も定期的に研修を開催して、支援者を広げて、結果として会員の拡充に繋げていきたいと思います。皆さんの周りの支援者でご興味のある方がいらっしゃいましたら、次回の研修へのご参加を検討いただいてください。
ここまで
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