~JRPS香川<患者の集い> 難病医療相談会(共催:高松市保健センター)のご報告~
平成30年10月21日(日)に瓦町FLAG 8階 健康ステーション大会議室において、高松市保健センター様と共催で、難病医療相談会を開催いたしました。
高松市保健センター様からのご挨拶に続きまして、かがわリバビリテーション病院の星川医師と、視能訓練士の林先生によるご講演があり、休憩を挟みんで、6~7人のグループに分かれてのディスカッションを行いました。休憩時間にはオーカムマイアイという視覚支援デバイス等の展示がありました。
星川医師の講演では、目の構造について、カメラに例えて説明があり、視覚障害の症例や原因疾患について、今すべきこと、出来ることのお話がありました。
今すべきこと、出来ることのお話では、QOLの向上、身体障害者手帳を申請して福祉サービスを受ける、補装具の申請をして使用するといったお話がありました。最後には「創造の病」という事で、病気になったから何かを作り出せた。病気や事故によって、人生の見方が変わってくるといったお話がありました。
林先生のお話では、QOL向上におけるロービジョンケアのお話と、視覚支援装置の紹介がありました。
ロービジョンケアでは、自分の目の見え方にあった目の使い方に変えたり、眼鏡などの補装具を使うこと、音や触覚などを使うという説明があり、視覚支援装置の紹介では、クリアリーダープラスや、オーカムマイアイ、オトングラスなどに加えて、スマホの音声読み上げを利用について、実際にアイフォンの操作をしながら説明いただきました。
展示では、イスラエルで開発された「オーカムマイアイ」が目玉でした。この装置はメガネのつるに100円ライターぐらいの大きさの本体を付け(磁石で付く)、書類の文字を読ませたり、お札を読ませたり、人の顔を判断したりしてくれるそうです。
後半のディスカッションでは、グループに分かれて、日頃の困りごとや、病気になってプラスになったことなどをお話ししました。プラスになったことでは、「今まで出会うことが出来なかった方と出会うことが出来た」や「1日が長く感じられ、いろいろなことが出来るようになった」、「音訳図書で聞くだけで読書が出来る」といった意見がありました。
最後になりますが、共催で講師の先生や業者とのやり取り、会場の手配など高松市保健センター様には大変お世話になりました。また、星川医師、林先生には貴重なご講演、ありがとうございました。
ここまで
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