~目が見えない、見えにくい人のためのICT勉強会(平成30年度11月)のご報告~
平成30年11月17日(土)にサンポートホール65会議室において、ICT勉強会を開催いたしました。参加者は10名でした。
今回も声出しで質問を受けた話題についてのお話でした。声出しでは、「色を判別するアプリについて」、「ナビアプリ」についての話題が上がりました。
色を判別するアプリには、「色のメガネ」、「TapTapSee」、「カラー探知機」、「googleレンズ」、「色彩ヘルパー」などいろいろ出ています。その中で先生や参加者の声をまとめると、「色のメガネ」は使いにくいという意見がありました。
「TapTapSee」は使いやすいという声がありました。「〇〇色のセーターを着た人がいます」といった具合に教えてくれるそうです。100回の使用までは無料だが、それを超えると有料になる?という情報もありましたが、少し前に無料になったという情報もあります。
「googleレンズ」はgoogleから発売されたスマホ(アンドロイド)には付いているそうで、今後はその他の機種でも使えるようになるのではないか?とのお話でした。結構高性能だそうです。
「色彩ヘルパー」については、次回(12月)のテーマになります。
ナビアプリには、「マップ」、「google Maps」、「Waaaaay!」、「ことばの道案内」、「Via Opta Nav」、「BlindSquare」などがあります。
この中で「マップ」と「google Maps」はナビの説明が分かりにくいとの事でした。「Waaaaay!」は説明でどちらに進むのかは分かりにくいが、逆方向に進むと、距離が増えるので、間違えて進んでいることが分かるそうです。
「ことばの道案内」は実際の経験から作っているナビなので、特定の場所から特定の場所までのナビをしてくれるそうです。首都圏ではいろいろな場所が登録されているそうですが、地方ではまだまだ整備されていないそうです。(香川では高松の数ルートのみ)
「Via Opta Nav」は、「端末を持ったまま、回ってください。」と案内があり、進む方向に向くと、「そちらへ何メートル進んでください。」と案内されます。
「BlindSqare」は4800円の有料アプリとなります。他の会での経験談ですが、使いやすいというご意見もありました。
これらのお話の後は、今回のテーマである「ワイヤレス充電」について、実機を使っての説明がありました。アイフォン8以降の機種であればワイヤレス充電が可能です。それ以前の機種の場合でもワイヤレス充電に対応する器具を取り付ければ出来るそうです。
ワイヤレス充電は、板状もしくは、立て掛け式になっており、そこに乗せるだけで充電が出来るというものです。1回1回コードを挿さなくても充電が可能になります。価格は高速充電式で5000円前後から販売されているようです。高速充電でないタイプであれば、もっと安いものがあるようです。皆さん、興味を持たれたようで、実機を触ったり、実際に乗せてみたりしていました。中には対応していない機種の方もいらっしゃったようです。
その後はいつもの様にフリータイムとなりました。参加者同士の交流を図ったり、色判別アプリを試してみたり、先生に移動の仕方を質問してみたりと充実した時間を過ごされていたのではないでしょうか?
次回のICT勉強会は12月8日(土)に開催されます。「色彩ヘルパー」や「ナビアプリ」や「薬の管理方法」、「歩行の仕方」といったテーマでお話いただけます。もちろん、当日の質問にもお答えいただけると思います。
皆さんのご参加をお待ちしております。
ここまで
0コメント